缶スプレーで綺麗に色を塗るコツ

缶スプレーって、色ムラが出来たり難しいなぁと感じている方!

マゴメコーヒー店主が、缶スプレーで綺麗に塗装するコツを伝授いたします!

缶スプレーで綺麗に塗装できるの?

出来ますよ!

プラモデルで細かなニュアンスを表現したい。

や、車などのボディで綺麗な塗装面に仕上げたいとお考えの場合はエアブラシが必要なんです。

缶スプレーの特徴は?

  • 霧が荒い
  • 最初や途中で玉になって吹き出てしまうことがある

といった感じで、綺麗に仕上げる邪魔をする弱点があります。

でも、この弱点だけちゃんと抑えてやれば、綺麗に塗る事が出来ます。

缶スプレーで塗装をしてみる

今回塗装するのはこちら!

洗っても洗っても黄ばみが取れない換気扇のカバー。

こちら、トイレの換気扇カバーなんですが、なぜか日に焼けたような黄ばみが酷くて汚かったんです。

もう一つ、室内にあった換気扇も同じく黄ばみまくり。

というとで、さっそく缶スプレーを使って綺麗な白に仕上げてやります♪

1.塗る物を綺麗に掃除する

まずは、塗装する前に換気扇カバーの油脂や汚れを綺麗に落とします。

普通の中性洗剤で隅々まで洗い、キュッキュと指で擦れば音がなるくらいにピッカピカにしておきましょ♪

もちろん、油汚れや埃の層が残っていたら、そこから塗装は剥がれ落ちちゃいます。

水を使って洗ったなら完全に乾かします。

で、本当ならここで!

目の細かい耐水ペーパーを使ってペンキが乗りやすいように表面を磨きましょう!下地にはプラサフ(サーフェイサー)を塗りましょう!と、言いたい所なんですが、

今回は要りません!

あらゆる素材と塗装の密着度を高めてくれる優れもののプライマースプレーを見つけたので、こちらを使って時間のかかる下処理をスキップすることにしました。

優れ物プライマースプレーのミッチャクロンは、こちらから購入できます!

プライマーとサーフェイサーの違いについて

プライマーは、本来素材との密着性を高めるもの(要は素材との密着性を高める役割に重きがある)で、サーフェイサーは上塗材の密着性を高めるもの。

なので、

  1. プライマーを塗る
  2. サーフェイサーを塗る
  3. 塗料を塗る

の順で塗ると、剥がれにくい強固な塗装ができるんです(もちろん素材の材質によって異なりますが)

この記事が分かりやすかったので紹介です。

Screenshotプライマーとサーフェイサーの違い
使用目的から分かるように、「より下地素材に重点を置いたもの」がプライマーで、「上塗りの仕上がりに重点を置いたもの」がサフェイサーなのです。  つまり厳密には、プライマーを下塗り(付着性の確保)したあとに、サフェイサーを中塗り(塗装面の調製)する、という2工程が上塗り前には必要ということになります。

ということで、今回はこの優れ物のプライマースプレーだけを使って下処理をすることにしました。

2.塗装をする場所の条件について

車などの塗装をする場合は、無塵室といって塵や埃が無い部屋で塗装をします。
(店主、若き頃は改造専門の車屋で働いており、板金屋などに入り浸ってました)

なんですが、そんな環境普通にあるわけがない!

ということで、お家でできる条件です。

室内で塗る

室内で塗る場合は、広い部屋で新聞紙を沢山広げて換気をしながら行ってください。
周りには絶対大事なものを置いちゃダメですよ!
というのが、スプレーは細かな塗料が舞ってしまうので、意図せぬところに塗料が飛び散って付着しちゃいます。

外で塗る

外で塗る場合は、風の無い晴れた日にやりましょう。
畑などが近くにある場合は、風で砂埃が運ばれてきてせっかく綺麗に塗っても塗装面に埃が付着してしまいます。

3.塗装前に素材の埃を払う

塗装前にエアーダスター(空気が強く出る埃のお掃除用スプレー)を使って埃を吹き飛ばします。

4.プライマーを塗る

今回の素材は、四方面から塗らないと影ができてプライマーが行き渡りません。
なので、四方向から塗ります。

ここで注意すべきなのは、いきなり素材の上からスプレーを出すのではなく、

素材から外れたところからスプレーを吹き出し始め、素材を通り越したところまで行ってからスプレーを止めること

です。

スプレー缶は、押した瞬間に中の液体が玉になって飛び出してしまうので、これが塗料であれば分かりやすく斑点ができてしまいます。
なので、その危険性が高い最初と終わりは素材から外れたところで行います。


 次に塗る距離です。

スプレー缶は、それほど噴射力に優れてはいないので、だいたい15センチ〜20センチくらい離れたところから吹き付けます。

そして、ゆっくりと毎度同じ方向に少しずつ段をズラしながら塗っていきます。
大体、1秒で5センチくらいの早さで良いですかね。

ここでの注意は、

1回で塗ろうとするな!

です。

今回の素材は、一方向からでは影になる部分があるので、四方から同じ手順で塗っていきます。

これで、プライマーが無事に塗れました。 

5.塗った後はよく乾かす

基本中の基本なのですが、乾く前に焦って次の工程に入ってしまうと本来の効果が得られなかったり、仕上がりが汚くなってしまう原因となります。

なので、埃や風の少ないところでしっかりと乾かしてやりましょう!

6.ペイントスプレーを塗る

今回は、速乾性の水性ペイントスプレーを塗っていきます。
トイレの天井は白い漆喰が塗ってあるんですが、すぐに黄ばみが出てくることが想像できますので、今回はややアイボリーの「ミルキーホワイト」を塗っていきます。    また、プライマーと同じように4方向から薄っすらとムラが出ないように塗っていきます。
  

今回は、2度塗りで十分綺麗に仕上がりましたので、これにて完了です!
本当は、クリア塗装をこの上からする方が良いのですが、今回は天井のパーツ部分なのでここまでで良しとします。

ちなみにクリア塗装にもマッドな仕上げとピカピカに仕上がる種類のスプレーがあるので、好みの方を選びましょう♪ 

7.ジャジャ〜ン♪完成です!

あら、思ったより思ったより綺麗に仕上がりました!
これで、トイレの天井はスッキリです♪  

その他、コンセント部分のカバーであったり、経年変化で汚くなっていった素材を同じく復活させてあげようと思います。

いかがでしたか?
アナタの自宅や店舗にも昔は綺麗だったのに掃除しても汚れが取れないなんて気になるものはありませんか?

そんなものがあった場合は、愛情を込めて綺麗に復活させてあげましょう! 

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