お店に家庭用エアコンはつけてはいけない?(後編)

お店に家庭用エアコンをつけて良いかの判断は、お店の大きさが一つ判断基準になると思います。
6坪くらいまでのお店
なら、大丈夫だと思います。
1坪 =1.99600599 畳(つまりは2畳)ですから、6坪で約12畳、7坪で約14畳ほどになるわけです。
ちなみに家庭用のエアコンの対応面積を見てみると、結構細かく段階を追ってありますが、14畳を越えたあたりから、15畳用、17畳用、20畳用とラインナップが少なくなっていき、高くなっていきます。
20畳、12万ほどであるじゃない?って思うかも知れませんが、これって家庭用なので保温・断熱や人の出入りだって家庭用の目安で書かれているんですよね。
つまり、
人の出入りの激しい飲食店では、20畳用(鉄筋洋室)であっても実際にはそれだけ冷やしたり温めたりというのは能力的にも厳しくなってくる
と思います。
あと、厨房で火を使うとなると、全く状況が異なりますからね。
大きな店舗になれば、200V三層という電力のエアコンが能力的にも好ましいですが、電気代の面で言っても100Vや200V単層の契約より安いので、コスト面的にも優れています。
ということで、冷えるなら、温まるなら良いじゃないっていう面もあるのですが、かかる電気代のことを考えると素直に業務用を選択する方が良いケースも多々あると思いますが、magome coffee projectは6坪、火も使わないという理由から家庭用エアコンを選択しました。
では、作業の続きです。
前回の作業まではこちら
天井を上げる(リフトアップ作業)
今回、天井を上げるためにすごく単純な発想ですが、箱を作ってはめ込んでしまおうという魂胆です。
なので、壁の下地作業の際に残ったベニヤ板を継ぎ合わせて、こんな箱を作っちゃいました。
作る工程で、少しだけ工夫したのが、埋め込んでから漆喰を塗るのにあまり余計な段差は作りたくないなぁと「隠し釘」と木工用ボンドを使って固定してしまいました。
隠し釘とは
頭の残らない釘のことです。
こんな風に使います。
まずは普通の釘のように打ち込みます。(この裏側に骨となる木が入っている)
あとで漆喰を塗るときに余計なデコボコを作りたくない&サビの原因を作りたくなかったので、今回は隠し釘を使いました。
ただ、気をつけなければいけないのは、隠し釘はしっかりと固定するためのものでは無いということです。
なので、今回は裏側に別の木を這わせて木工用ボンドでしっかりと固定できるようにしています。(つまり隠し釘自体は仮止め用)
ここで焦ってボンドが乾く前に取り付けてしまうと途中で悲惨な目にあう可能性があるので、同じテナントビルにある「うーたこ」さんに行ってふわふわカキ氷を買ってきました。
いっつも山盛りにしてくれるので、ボロボロとこぼしちゃうんですよね。笑
もう少し乾くまでに時間がかかりそうなので、今度は先に天井の中にもう一本骨を通す作業を行います。
L字ステイを買ってきて、無理やり横骨をここから取ってしまおうという作戦です。
もちろん、反対側もしっかりと固定します。
こんな感じでグイグイ引っ張ってもカッチリな頑丈な横骨ができました。
ぐお、ミスった。ここが大きすぎる。
なんてやり直しをすること3回目でようやくすっぽり入ってくれました。
すかさず釘とビスで固定です。
次にパテ埋めをするのですが、切った天井と若干の隙間があるので、ここは無理にパテだけで埋めてしまうのではなく、ファイバーテープを先に貼ってやります。
ファイバーテープを貼っておくと、少しパテを盛ってもちゃんとファイバーが中に通っているのでパテが割れたり、塊で取れてしまったりが防げます。
こんな感じで、面合わせのために天井に貼ってあったクロスを少し切って落としてから貼り付けました。
そこにパテを塗って溝を埋めていきます。
おお、雑。汗
段差は、後で紙やすりで落とすのでとりあえずこんな感じで終えました。
夏だと結構乾くのが早いんですが、特にこうやって穴が空いていた箇所を埋めるだったりの場合は、結構なパテの量を使います。
そこで注意が必要なのが、完全に乾いていないと水分が抜けてパテが痩せるということです。
そこを見越して厚く塗ってしまうとそれはそれで、後々の処理が大変になったり割れの原因となるんです。
なので、できる限り穴を大きくしないというのが前段階で必要になってきます。
完全にパテが乾いたらヤスリがけをします。
綺麗に出っ張りを落としたら、一度パテの粉をタオルや雑巾で叩くようにして落とします。
今回は、天井を真っ白な漆喰で塗りますので、この部分にも漆喰を先に塗ってしまいます。
漆喰は1回目に薄く塗り、2回目に表面を整えるように塗ると、結果的に量が少なく綺麗に塗れます。
これが完成系
ということで、とりあえずエアコンの取り付けスペースを確保したというお話でした^^
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