ドリップスタンドは自分で作れる!

アムステルダムで見たドリップスタンドが忘れられなくて。

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でも、似たようものを探せど探せど見つからない。

ということで、こちらも作ることにしました。

しかし、この構造だと自作は難しいので、「銅管」を使うというところが、このカフェに対するオマージュです。

銅管でドリップスタンドを作る

最初は色々とインターネットで探していたのですが、規格が細かくて、本当に合ってるかが分からなかったんです。

職人さんが買うような物のネットショップは、やはりまだまだハードルが高いですが、これってビジネスチャンスじゃない?って思ってしまうのは職業病ですね。笑

1.ドリップスタンドを作る材料を揃える

ってことで、いつもお世話になってる日本最大級のホームセンタージョイフル本田へ資材を探しに。

ほらほら、やっぱりありました。

水道管などのコーナーにあるこちらが今回お目当の資材です。

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銅管の購入で気をつけるべきこと

銅管は口径が細いもので長いもの、上の写真のように巻いた状態で売られてるんです。

どうもまっすぐにする為の工具があるみたいなんですが、店員さんもそれは知らないそうなので、カタログを見せてもらって取り寄せしてもらう事に。

グニョグニョだと、スタンド組めないですからね。

ってことで、取り寄せてもらったのがこちら!

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長すぎ!笑

それもそのはず。なぜなら4m物しか無いからです。

ということで、その場で適当に切らせて頂くことに。

ハイエースのスーパーロングかトラックくらいしか乗らないから仕方ないですよね。笑

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後は、このパイプサイズに合ったパーツを揃えて行きます。

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これが必要な道具と材料だぁ〜!

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ん?遠くて分かりづらい?

これでどうだ〜!

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直径11㎜のドリルの刃とチューブカッター。

2つで1800円ほど

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これが結合部分のパーツ。

上からチーズ、エルボ、ジョイントで、全部で3000円ちょっと。

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銅管は、呼径(インチ) 3/8、外径9.52mmの規格サイズのもので、メーカーでの切り売り不可のため4m切り売りになっちゃいました。

これが、高くて送料込みで7000円弱しました。

2.銅管をカットする

先ずは、どんな大きさで作るかを考えながら銅管をカットしていきます。

これくらいの物を作るのに設計図なんて要らん!

現物合わせです。

ということで、お店にあった大きめのドリッパーを目安に作ることに。

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流行りの円錐型ドリッパーのハリオV60です。

普段はカリタなんですが、色々と実験するために一通り揃えていっている途中なんです。

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4杯用なんですが、中々なの存在感です。

実は珈琲ってちっさいので一杯ずつ淹れるより、何杯分かを纏めて淹れた方がふくよかで美味しく淹れられます。

少量のドリップって結構難しいので、上手く淹れられないなら2杯分とかで淹れてみると良いですよ☻

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で、このドリッパーの裏を測ります。

あまりギチギチだと他のドリッパーが入らなくても困るので、今回は7㎝の間隔にすることにしました。

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銅管側もチーズやエルボを差し込むとどの位かを測り、7㎝間隔にするために必要な長さを計算します。

では、さっそくカット!

銅管のカットにはこいつを使います!

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チューブカッター。

この小さなやつで十分で、1000円ちょいで買えます。

使い方はカンタン♪

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切りたいところで挟んで、軽く締め付けます。

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次にパイプカッターかパイプのどちらかをクルクル回します。

軽く回るようになったら、また刃を締める→回す→締める→回すを3回ほど繰り返せば・・・

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ポロンっ。

こんな感じでカンタンに切れちゃうんです。

買ってきたチーズと合わせると、

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エルメス!

じゃなくて、間隔を保つ為のパーツになってくれました。

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すかさず、具合を見ます。

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具合を見ます。

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より具体的に具合を見ます!

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ふむ、大丈夫。

ということで、同じ長さの子を必要数カットします。

次に差し込むだけだと抜けちゃう&ガタガタなので、ロウ付け。と、言いたいところですが、水道なんかに使うわけでは無いので、今回は「かしめる」ことにしました。

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ちょっと手元が見づらいですが、マイナスドライバーとハンマーを使ってパーンと両サイド叩き込んでやります。

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この時に気をつけなきゃいけないのはチーズの向きとパイプの差し込み具合がちゃんとしてる事ですね。

間違えて叩き込んでしまうと、せっかく長さを測って切っても無意味ですから。

後は、向きを整えるのには実際に組み上がった状態で硬い平面の上で叩くのが良いです。

変に木の上で叩くと木がショックを吸収しちゃうので、思ったようにはかしめる事が出来ないです。

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1つずつ、丁寧にチェックをしながら組み上げて行きます。

そして、次にスタンドなので、やっぱり立ってなきゃダメですよね。

ということで、ここでジョイントを使います。
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実は、ジョイント。ジョイントとしては使わないんです。

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この左っ側のフレア処理(先が広がってるやつね)済みのここが欲しかったのです。

なぜなら、こんな感じだから。image

一気に完成が見えてきました♪

でも、これじゃ、固定できていないので、今度は土台のタモ材の板に固定してやります。

これは、昔棚板にと思って買ったものなので、価格は覚えていないですが3000円程度だったと思います。image

今度は、配置場所を鉛筆で記し、image

そこに穴を開け、ジィントの先の部分を入れます。image

そして、丁寧かつ大胆に

叩く、叩く叩く!

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ちょっと失敗したと思いました。

というのが、ジョイントの外形が先端部分が11㎜。
根元部分は、12.5㎜あったんですね。

さすがにキチキチ過ぎました!
ので、一度抜いてドリルをグリグリと回して少し穴を広げてから打ち直しをしました。

同じ要領で反対側もやっていきます。

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そこにもジョイントの先を打ち込む!

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最後は金槌で、打ち込む!image

こんな感じで、しっかりと打ち込めました♪

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表っ側はこんな感じ。

ちょっとドリルの使い方、ミスりました。

まぁ、これも味ですよね。 image

そこにエルメスを差し込みます。image

差し込みます!image

エルメス、差し込みます!

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いや、二つしかないです。

単にカメラのレンズの良さに惚れ惚れして載せてしまっただけです。

3.ドリップスタンドの完成!

どうです、どうです、どうです?

ちょっと、いい感じじゃないですか!

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後で、水平計を載せて、かしめ部分を調整してちゃんと水平にドリッパーが乗るように調節したらそれで完了です♪image

いかがでしたか?

自分だけのドリップスタンドを作れば、道具にも愛着が持てて、さらにコーヒーも美味しく淹れられるようになるはず♪

ぜひ、チャレンジしてみてくださいね!

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