お店に家庭用エアコンはつけてはいけない?(前編)
お店に家庭用エアコンをつけてはいけない?
実際に不安に思う方もいらっしゃるかも知れません。
しかし、これはもう「実際に用途を満たすか」といった点のみだと思います。
確かに店舗用の業務用エアコンは動力がまず違いますから、冷えるまでのスピードも速いですしパワフルです。
また、天井の中に隠したりもできれば、4方向にルーバーがついてるなんて優れものもございますよね!
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ということで、ケチってお店が冷えないなら飲食業としては結構痛いと思うのですが、magome coffee project は、たったの6坪(約12畳)の小さなお店。
家庭用のエアコンでも14畳用の200Vの物であれば十分に役割を果たしてくれることでしょう。
ということで、magome coffee project は家庭用エアコンをつけることに!
ただ、それはそれで問題があったんです。
元々のエアコンは手前の張り替えた天井部分に埋め込み型で入れられてたんですが、壊れていたので撤去しました。
元がお花屋さんなので、室内はかなり冷やす必要があったんですよね。
なので、結構なパワーの業務用エアコンが付いてたんですが、現在の消防法ですとエアコンの吹き出し口に火災探知機があるとNGなんだそうです。
ということで、どの道ここに復活させるのもNGだったということもあるんですけど、家庭用エアコンを取り付けようにも場所がないんですよね。
右側の壁だとカウンターの僕だけが涼しくなるだろうし。。
となると、やはりココにつけるのが一番自然なわけですよ。
しかし、ここは縦の幅が31㎝しかない!
エアコンは28㎝前後のものがほとんどだったので、隙間が3㎝くらいしかないんです!
電気屋さんに尋ねると、さすがにそれは吸気口に対して十分な空間がないため取り付け自体が難しいとのことでしたので、仕方なく天井を一段上げてしまうことにしたんです。
ということで、さっそく必要最低限の天井のくりぬき工事開始です♪
天井の上げ方(リフトアップ作業)
まずは、天井を上げる部分をちゃんと測って記しをつけます。
どの道、後から補修が必要になるのでマジックで書いちゃってます。
だいたいのテナントの天井は石膏ボードです。
石膏ボードはカッターで切れるので、線を引いたところを何度もカッターで丁寧になぞると良いです。
あまり力を入れすぎると刃が折れたり、勢い余って手を切っちゃったりするので注意が必要です。
あ、ってかマスクと軍手するべきですね。
できれば防塵ゴーグルも。(本人装備ゼロに慣れてまして。汗)
何度も切り込みを入れていくと貫通します。
その状態になるよう切り取る箇所全部に丁寧に刃を入れていきます。
全部に切り目が入れられたら、破壊開始なんですが、天井を支える骨組みの木に打ち付けられていると簡単にゴッポリ外れるわけではありませんから、破壊してしまっても良い真ん中あたりをマイナスドライバーと金槌のセットで破壊します。
マイナスドライバーで破壊した箇所から一気にバールなどを使って破壊していきます。
今回は、トンカチの後ろ側の釘抜き部分で破壊しました。
ここまで来たらもう簡単。
あとは力任せに剥がして行くのみです。
先にちゃんとカッターでちゃんと切っておけば境界線部分はかなり綺麗に落とせます。
端っこはカッターで削るようにして綺麗に落として行きます。
さて、こいつが天井を支えてくれていた木の骨部分です。
今回はこの骨組みをカットしなければ、必要な高さを上げることができないので、骨組み自体を上に通すようにやり替えます。
ちょうど吊木もすぐのところに見えている箇所だったので、ちゃんと強度も担保しながらやれそうです。
下の木は後で切っちゃいますから、切る前に上側にもう一本通して固定してやります。
ちなみに鉄骨部分を覆ってあるのはアスベストですね。汗(ほら、やっぱマスクしないと)
最初は天井の石膏ボードを全部取っ払って屋根を高く開放的にしようと思ったんですが、まずは保健所の方に「キッチン上にはちゃんと掃除ができる天井を」と言われ断念。
あと、アスベスト除去はちゃんと廃棄処理で認定を受けた業者しかやっちゃダメなんですよ。
一切の粉塵が外に出ないように密閉した空間の中で作業が行われます。
だから、とても高額な作業になっちゃうんです。
横に通っていた骨は、左側はちょうど吊木のすぐそばだったので、この際は不要と判断しました。
右側は、他のところから一本通して補強することにします。
ひゃー、なかなかアーティスティックな散らかし方をしたもんだ。
リフトアップした天井を埋める箱をベニヤ板で作ります。
必要な天井の面が34㎝と、前に壁を埋めた際の端材が16㎝と足りなかったので、3枚継ぎ接ぎして作ります。
もう慣れたもんだ^^
バイスで挟んでガイドに沿わせると正確な直線で切れますね。
安い丸ノコを買ったので、ガイド部分が鉄なんですが、もう少し高いのはアルミとかなんです。
そうすると滑りが良くて、作業しやすいんですよ。
「できるだけお金はかけない」
がルールなので、ここは根性を振り絞って我慢です♪
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