店主プロフィール

カンタウロス店主:福嶋 勘太朗
1980年8月生まれのA型
出身地:滋賀県大津市
趣 味:作曲(DTM)、DIY(になりつつ)、家具のリメイク

世界のコーヒーを飲み歩く男(現在17カ国)
イタリア ナポリだけでも50店舗以上のバールでエスプレッソの飲み比べを行うほどのエスプレッソ好き。

海外のカフェを飲み歩いて感じたこと。

「無駄なものほど愛おしい」

人生の潤いは、整備された環境にあるわけでもなく、合理的に利便を追求された先にあるわけではなく、いつでも「無駄」と邪魔者扱いされる中に美しさが存在するように思います。

ヨーロッパで訪れたカフェの数々は、大型のチェーン店などがほとんどなく、小さな地域に根付いた個人経営のローカルカフェが多かったのです。
その一つ一つは「自分の好き」が詰め込まれたオリジナリティ溢れる空間になっており、個々のアイデアで表現された空間に好き好きに人が集まってくるのです。

地価が上がりすぎて個人店が立ち入る隙がなくなってきている日本の駅前繁華街。
目にするのはどこにでもあるナショナルチェーン店ばかり。

どこか、その空気感に飽きてきてしまっている今の時代だからこそ、大手にはできない立ち回りができる個人店が見直される時代がすぐそばまで来ていると感じています。

コーヒーを飲んだ国

イタリア(北からミラノ、トリエステ、ヴェネツィア、ボローニャ、フィレンツェ、ローマ、ナポリ)
クロアチア、スロベニア、ハンガリー、オーストリア、ドイツ、オランダ、ベルギー、フランス、スペイン、ポルトガル、イギリス、デンマーク、ノルウェー、カタール、フィリピン、マレーシア

主な経歴

1988年 新聞配達少年
1990年 ガレージの軒先で自転車修理屋を開業(小学校4年生)
1998年 改造車専門店で改造工として勤務
2000年 同改造車専門店の店長に就任
2002年 単身イタリア フィレンツェへ
Ristrante il chiasso、Buca Sun Giovanni、Parazzo Bolgheseなどの名店でウェイターとして従事
2004年 フリーウェイターとして日本で活動開始
東京の50箇所以上の街場のレストラン及び、椿山荘を始めとする高級ホテルでのウェディングサービスにてキャプテンサーバーを務める。
2004年 IT系営業会社にて営業課長に就任
同社で原田翔太と出会いカフェ話で意気投合。同年、原田が立ち上げた日本最大のカフェポータルサイト「東京カフェスタイル」へ副編集長として参画。コヒー野外セミナー講師、自宅でカフェドリンクのレシピ監修を務める
2005年 バリスタ 野崎 晴弘氏の元でエスプレッソの専門知識を習得
2005年 ナポレオンの騎士が創業したことで有名なミラノの名店COVAの日本第一号店のオープニングバリスタを務める
2005年 イタリア食材輸入のパイオニアである企業再建のため輸入商社に転籍
物流システムを根本的に見直すことで月間200万円超の赤字を3ヶ月間で0ストップ。
この実績が認められ親会社の経営企画室に転籍となる。
2006年 同社親会社のIT企業にて高速道路管理会社、文部科学省、通信事業会社等にて業務設計、業務改善等を中心としたコンサルティングやディレクターを主に務める
2012年 日本最大規模の行政書士事務所で営業・営業企画部、業務部の所属長を兼任
3名稼働の小規模部門にて、年間利益を20倍にする等の功績を納める。
2014年 珈琲屋開業のため、福嶋勘太朗事務所を開設
2014年 美容業界向けWEB予約システムを提供するIT企業にて執行役員に就任
主にシステム利用店舗向けのシステム活用講習を担当。
ブログやSNSを利用した集客に関する教育を得意とし、オウンドメディアでの予約成立数を日本一に導くことに貢献。
2015年 magome coffee project 開業

コーヒーに託す願い

「生産性」の向上のために合理化、標準化を多くの企業が推進してきた結果、このアイデアだけではどうにも首が回らなくなってきている現代において必要なのは新たな価値を創造する力。

本来個性というアイデンティティの中に芽生える思考が独自のアイデアを生み出し、価値を創造していくのだけれども、まだまだ古い体質から抜け出せずに足踏みをしているように感じます。

ビジネスの現場で多く見てことですが、未だに全く逆の発想の教育、人材育成が推進されていたりします。
業務改善や業務設計といった分野の一線で仕事をしてきたことで気がついたのは、マニュアル化できることは全てテクノジーが代行できるようになるといった点です。

今現在、人の手で行われている多くの仕事に人が介在する必要性がなくなり、労働の価値を働いた時間数で計算することがより難しい時代がもうすぐやってくると感じています。

かつて、人が本質的な価値として大事にしてきたことが、再び見直されるべき時代が近づいているとも言えるのではないでしょうか。
そんな風に今現在の時代性を捉えています。

こんな時代だからこそ、自分自身と向き合う時間をコーヒーを片手に持って欲しい。自身の中に眠る新たなアイデアと出会うキッカケを提供したい。
また、薄れゆく人との関わり。窮屈に隣同士の様子を見合っているような現代に新しいコミュニティのタッチポイントを創造したいとの想いから、かつて夢中に追求したCoffeeの世界に再び戻ることを決意しました。